
「ドラッグ・ラグ」
「ドラッグ・ラグ」というのをご存知でしょうか。海外で販売されている新薬 が日本で未販売の状態や、日本と他国における新薬承認の時間差のことを「ド
ラッグ・ラグ」といいます。 他国で開発・承認・販売に至った薬でも、自国で販売するためには国内での治 験や審査が必要ですが、その期間が日本は約4年と、他国に比べ時間がかかる
そうです。日本で開発された薬でも、海外で先行承認されているケースが多い そうです。 この時間差により、日本の患者が他国の患者より治療が遅れるなど、場合によ
っては重大な機会損失となることも考えられます。承認が待てず、自己責任で インターネット等を利用して個人輸入をし、これが功を奏する場合もあるよう
ですが、反対に粗悪品を手にして被害にあうという事態も起きています。 ドラッグ・ラグが長い背景には、審査官の人数が少ないことがあります。舛添 厚生労働大臣は昨秋、審査官の数を倍増させて、平成23年度までに承認期間
を1年半にすることを表明しました。これはアメリカやイギリスと同程度の審 査期間にあたります。
「カーボンオフセット」
環境問題への関心が世界的な高まりを見せていますが、「カーボンオフセット」 という言葉を耳にされたことはありますか。二酸化炭素は温室効果ガスとして
地球の温度を保つ役割をしていますが、増えすぎると地球温暖化を進めてしま います。温暖化対策のさまざまな取り組みのうちの1つが「カーボンオフセッ
ト」です。 「ウォームビズ」や「うちエコ」など省エネ活動によって二酸化炭素の排出量 を削減していくことができますが、排出量ゼロにはなりません。そこで、二酸
化炭素を吸収する木を育てることなどによって、出した二酸化炭素(カーボン) を埋め合わせ(オフセット)し、排出量を実質ゼロに近づけようというもので
す。省エネ活動をした上で、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業への支 援をするというわけです。 カーボンオフセット年賀を目にされた方もいるかもしれません。1枚55円の
うち5円がカーボンオフセットに役立てられるものです。航空会社によっては、 渡航距離に応じて、排出した二酸化炭素を相殺するための寄付金を募っている
ところもあります。

